みなさんは「小1プロブレム」をご存知ですか?

今回のテーマは、就学時前の保護者だけでなく、小学校1年生の保護者の方にもぜひ読んで欲しい内容です。

■「小1プロブレム」とは?

小1プロブレムとは、学校内で、集団行動がうまくできない、授業中椅子に座っていることができない、小学校に馴染むことができないなど、こうした状態が数カ月続くことをいいます。そのためしっかり授業を受けることができなかったり、友達とうまく関係を築くことができないといったことにつながることがあります。

つまり、小学校にあがったばかりの子ども達の落ち着かなさが長いこと続いてしまう状態のことを言います。
入学してすぐは、当然のことながら小学校の生活に慣れないこともあり、子ども達自身も不安や落ち着かないこともあるでしょうが、この状態が長期間続いてしまうことが問題となっています。

■小1プロブレムの原因

小1プロブレムの原因は、いくつかあるとされています。

・保育施設と小学校のギャップ:過ごし方の違い、保育者・教員の経験不足や人員不足、他機関との連携の欠如など
・ご家庭:生活リズム、子育ての方針、しつけの問題など
・お子さま自身:多様な人間関係構築の経験の少なさ、自己中心的傾向の強さ、授業についてこれないなど
・社会環境:核家族化、地域コミュニティの希薄化など

これまでの幼児期との過ごし方と小学校での過ごし方のギャップが、この小1プロブレムを生み出しやすくなっていることがわかります。

では、小学校で起こる変化はどんなものでしょうか?

例としては、
・遊び中心から勉強(座学)中心になる
・時間割に沿ったスケジュールになる
・担任1人に対しての児童数が増える
・集団行動が増える
・子ども自身が自分で判断し動く場面が増える

といったものが挙げられます。

上記の例の最後に挙げた「子ども自身が自分で判断し行動する場面」とは、たとえば保育園では「次は〇〇をしますよ」などと保育者が声をかけて、子ども達が行動する場面が多いでしょう。それが、小学校にあがると子ども自身が自分で時間割を確認し、次の教科に備えて準備をする……というような場面が増えます。

したがって幼児期から「自立」のためのトレーニングも必要となってきます。

■現状と課題

幼稚園・保育所・認定こども園の教育と小学校以降の教育には、様々な「違い」が存在します (「遊びを通した総合的な教育」と「教科教育」など)。  この「違い」は発達段階に応じた適切な教育を行う上で必要なもの。と考えられています。

一方、学校現場では、この「違い」によって、小学校進学時にとまどう児童や、適応が難しい児童が一定数みられたり、両校種の「違い」が強く意識され、接続のための取り組みが進みにくいなどとの指摘がある。

したがって、幼稚園・保育所・認定こども園の教育課程と小学校教育課程との関係を明確にし、それ を踏まえた教育方法を実践することが今後の課題となります。

■海外の小学校と今後の対策

フィンランド共和国の首都ヘルシンキにある小学校では、0学年として、義務教育がはじまる1年前から、義務教育にスムーズに移行できることを主目的とした教育の機能を備えています。

またデンマークでは国を挙げて6歳~7歳の0学年を義務教育として、子供の知的能力と社交性を高めることを目指しています。

さて、日本では、この小1の壁をどのように乗り越えていくかというと、法律上全く海外と同じようにするのは難しいのですが、文部科学省は2011(平成23)年より、小1の子どもたちが学校に早くなじめるよう、「スタートカリキュラム」の導入を全小学校に求めています。「スタートカリキュラム」とは、小学校に入学した子供が、幼稚園・保育所・認定こども園などの遊びや生活を通した学びと育ちを基礎として、主体的に自己を発揮し、新しい学校生活を創り出していくためのカリキュラムです。各自治体はこれに習い、独自の「スタートカリキュラム」を作成しているところもあります。

■学童クラブアウラの関わり

学童クラブアウラの教育方針は、「四自の教育」です。四自とは、

・自主自立

・自己実現

・自発能動

・自調自学

の4つをテーマとしています。

小学校で求められるだけでなく、大人になってからも生きていくために必要なこの4つの力を学童クラブアウラでは身につけて欲しいと考えています。

また、アウラでは、小学校に上がる前の春休みの期間からお預かりすることができます。

異年齢の集団生活は、大人になってからは当然のことですが、小さいころから社会性を身につけることで、集団の中での表現力や問題解決能力を高めることができます。

 

ぜひ学童クラブアウラへお越しください。

学童クラブアウラ