【人類の救世主・北里柴三郎】

 

本日8月25日は、1894年に北里柴三郎(きたざと しばさぶろう)がペスト菌を発見した日です。

 

ペストはリンパ節の腫れと痛みをもたらす伝染病で、過去に何度もパンデミックを起こしている非常に怖い病気です。3度目のパンデミックが香港で始まった1894年当時、北里博士は国立伝染病研究所の所長を務めていました。北里博士はペスト菌が日本に持ち込まれるのを防ぐために、香港へ渡り、病原菌について調査を進めました。恐ろしい病原菌との戦いは難航しましたが、北里博士はペストと症状がよく似た病気の病原菌が血液中に存在することにヒントを得て、ペスト患者の血液を調べることにしました。その結果、血液中に漂っていたペスト菌を発見したのです。その後の研究で、ペスト菌は薬品、熱、日光に弱いことが判明しました。また、患者の家にいたクマネズミの血中からペスト菌を発見し、ペスト菌を媒介するクマネズミを駆除することで伝染を抑えられることを指摘しました。北里博士の発見により、ペストへの具体的な対策が可能となり、香港でのパンデミックは終息に向かったそうです。

 

不治の病と恐れられていたペスト。北里博士の功績は、同時期にペスト菌を発見したアレクサンドル・イェルサン博士と共に、「人類の救世主」として称えられています。今、世界は新型コロナウィルス感染症の脅威に晒されています。実は、現在行われている新型コロナウィルス感染症の対策(感染者の隔離・検疫・ロックダウンなど)は、ペストの大流行の際に考案されたものだそうです。過去の歴史に学び、私たち一人一人が今出来る対策をきちんと行って、コロナ禍を乗り越えましょう!

 

20210825