7月2日深夜、関東上空で火球が目撃されました。とても大きな音がしたので、驚いた方も多いのではないでしょうか。その火球が燃え尽きずに落下し、隕石として見つかりました。隕石が見つかったのは千葉県習志野市で、マンションの住民が玄関と庭で一つずつ見つけたということです。

 

国立科学博物館の分析の結果、重さは63グラムと70グラム。表面は黒く、溶けたような箇所があり、宇宙から来たことを示す放射線が観測されたため、隕石であることが判明しました。この隕石は「習志野隕石」として、国際学会に登録を申請するとのことです。

 

火球は簡単に言うととても明るい流れ星のことです。大抵の流れ星は地表にたどり着く前に蒸発してしまいます。今回のように隕石として発見されるのは数年に一度の珍しい出来事です。

 

宇宙空間を旅して地球にたどり着いた隕石。隕石は分析することで太陽系の起源がわかるといわれており、とても貴重な宇宙からの贈り物なのです。