【2月9日は何の日?】

 

2月9日は漫画家・手塚治虫さんの命日です。手塚治虫さんといえば「漫画の神様」として有名ですね。『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『ブラックジャック』など、今も読み継がれている漫画がたくさんあります。60年の生涯で、15万枚の漫画と60本のアニメを描いたのだから驚きですね。今回は手塚治虫さんについて調べてみました。

 

手塚治虫さんは1928年11月3日、大阪府豊中市で生まれました。少年時代は昆虫が大好きだったそうです。ちなみに、治虫というペンネームは、オサムシという虫からつけたそうです。オサムシは首が長く肉食の甲虫です。手塚治虫さんはそこに共通点を見出してペンネームにしたとのことで、発想がとてもユニークですね。また、14歳の頃に動物同好会を設立し、会誌「動物の世界」を発行したというエピソードからも、相当な虫好きだったことが伺えます。その後、戦争を経験したことにより命の尊さを感じ、医学部に入学しました。漫画家としてデビューしたのは18歳の時。漫画以外にもお芝居やピアノ演奏など、非常に多才な大学生だったようです。その後も漫画を描き続け、26歳で関西長者番付画家の部でトップになりました。『ジャングル大帝』『リボンの騎士』『鉄腕アトム』などの代表作は全て20代の頃に描かれています。

 

手塚治虫さんは死の間際まで「頼むから仕事をさせてくれ」と語り、漫画を描き続けたそうです。大人も子供も楽しめる作品がたくさんありますので、お子様と一緒に楽しみながら読んでみると面白いと思います。特に手塚治虫さんのライフワークとなった『火の鳥』シリーズは読み応え十分。小学生には難しいかもしれませんが、お勧めの漫画です!